毛糸玉２個でつながるアートプロジェクト。
東日本大震災をきっかけに、指編み帽子のワークショップをはじめました。
みんなでいっしょに帽子をつくり、それをだれかに届けて、人と人との交流の輪をひろげます。
２０１１年３月１１日の東日本大震災以降、自分の表現という仕事を通じて何ができるだろうかと自問する日々が続いています。
帽子作家である松本由伎子が、闘病されている女性が病院内で被れる帽子として、ハッピーキャップという名称で指編みの帽子などを考えていた折で、私、松本力と親子で一緒にできるもの手作りの帽子を東北の方々に届けたいと思ったのでした。
帽子は防寒具として、指編みの毛糸の肌触りの温もりがあり、通気性もよく、いつも被っていられるという利点があります。また、編んだ方の楽しさを家族や友人に贈り物をするような気持ちで、だれに贈り物をするような気持ちで、だれかに届けられたら、失ったものにかえることはできませんが、ご自分の愛着のある帽子になるような、そんなふうにだれかがだれかへおくる心の交流を願ったものです。
２０１１年４月３日、横浜市民ギャラリーあざみ野のアートサポーターのみなさんに「編み手になっていただけませんか」と声をかけて、指編み帽子のワークショップをして、このプロジェクトは始まりました。
とても個人的な想いから始まり、たくさんの友人による「指編みの仲間」が指編み帽子を届けたい東北の友人やその家族やそのまた友人へ、東北で支援活動をしている方々へ、先ず顔のみえる範囲から届けたいとおもいました。
この帽子をお受け取りになった方は、このプロジェクトのホームページでもご自分が被っている帽子を探してみてください。いつか出会えることを願って、心の中で、つくった人とうけとった人がつながることを想像しています。
また、指編みを覚えた方は、ぜひ、ご家族やご友人とお茶会を開いて、一緒に指編み帽子をつくってみてください。
このプロジェクトにかかわらず、指編みの帽子をつくってみたい人がいたらその人がおくってあげたいとおもわれた方へ編んで届ける、こういう交流が自然にひろがっていくことを願って、これからも続けていきたいとおもっています。
テオの帽子アトリエ・松本由伎子
絵かき／映像（アニメーション）作家・松本力
ハッピーキャッププロジェクトには３つの参加の方法があります。
皆様のご参加をお待ちしています。
１ ワークショップに参加する
指編み帽子づくりのワークショップを行っています。
東北でかぶってもらえるように気持ちを込めて、メッセージが書かれた小さな本のかたちのタグとともに、指編みの毛糸帽子を送るものです。
東北の友人、知人、支援活動センターやオルタナティブ・スペースを通じて、ご家庭や仮設住宅に届けられたり、現地で指編みのワークショップを行います。
指編み帽子をつくった方や受け取られた方が、その方のご家族、友人や知人など、次の方にも教えてあげられたらと、この活動を通じて、交流を持ち続けていく場をつくりたいと願っています。
ウール100％の40～50g極太毛糸玉２個をもってお集まりください。
ワークショップの開催日や会場は、下記のブログ、ツイッター経由でお知らせいたします。
２ 毛糸玉を寄付する
ワークショップで指編み帽子をつくるためのウール100％の毛糸玉を募集しています。
下記のメールアドレスなどへご連絡ください。
３ 寄付金を送る
東北でのワークショップで指編み帽子をつくるための毛糸を購入するための寄付金を募集しています。
下記の振替口座まで一口２千円でお送りください。
金融機関：株式会社ゆうちょ銀行
口座記号番号：00100-5-414669
加入者名：ハッピーキャッププロジェクト指編み帽子の会
Eメール：yubiami@gmail.com
ブログ：http://happycapproject.blog.fc2.com/
ツイッター：https://twitter.com/kate_dama
マスコットです。
ケイト(赤)＆ダーマ(緑) 「わたしたちぜんぶヒツジから！」（絵：襟草 丁さん）
ネソベリ「やるときは、やる子です。」（絵：松本 力）